私たちは障がいを持っている人に何かをしてあげるのではなく、ともに学び合い
お互いに不足しているところを補いあって生きていく社会を築きたいと考えております。
私たちは障がいをもつ方々の社会参加の促進を支援し、そのプロセスにおいて障がいや障がいをもつ方々に対しての差別や偏見を取り除き、
障がいがあっても安心して暮らせる域地社会の実現を目指すことを趣旨とします。
私たちは障がい者雇用の現実、現代社会における障がい者を取り巻く環境、
障がいへの関心、理解へのきっかけ、障がいを理解することとは?と考え、
模索する中で現代社会が抱える大きな問題として人が生きてゆくにおいて
「個々の持っている自信や強さ」の過大評価と過信、
個人主義的考え方が「人と人とが共に生きること」に障害をもたらしているのではないかと感じています。
私たちが生きている社会では能力が高く、力があることに自信を持ち、立派に生きることがベストであるとされ
「自分のことは自分で」「人は人」と他との関わりを持たず、
良い生き方でも悪い生き方でも自己責任において生きることが気楽でよいという考え方が
広く浸透し習慣化しているように感じられます。
然しながら、この世は誰しもが常に何事もなく、己だけを貫き生きてゆけるわけではなく、
日々の様々な場面で知らず知らずのうちに周囲の力を頼りにし、影響し合って生きているものです。
個々が共存を意識して共に生き、生かされている喜びを共に感じて生きてゆければ、
今日の世の中もどんなに様変わりする事でしょう。
私たちすべてが、互いに思い合い過ごせたならば身近なトラブルも、
世界が抱える戦争や貧などの大きな問題もあげればきりがない様々な問題が解決するような気がします。
そのような優しい社会がかたちに成った時には「福祉」「障がい」等の言葉も死語になるかも知れません。
私たちは現実的に就労につながりにくい障がい者の方々と就労訓練や生活支援で関わり、
支援をする中で地域との連携を図り、地域の社会資源に目を向け様々な事業提案(タイアップ等)をするなど、
支援事業者としての機能を最大限に発揮し、ともに生きるべくサポートし、
生活場面や、様々な活動から個々がたくさんの経験を積むことにより、
適性を新たに発見し、自信回復につなげることで、互いが成長し尊重し合える場を作り、
障がい者を取り巻く環境と地域社会に反映させてゆきたいとこの法人を設立いたしました。
その活動を通して障がい者への理解が深まり、障がいなどという枠を超えた、
全ての地域の人々が支え合って生きて行ける豊かな社会づくり目ざします。
法人設立日 平成24年2月14日
法人設置 札幌市西区発寒5条3丁目9-3
法人理事長 植村雅樹